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★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2009.06.19 )「脱北者から見る拉致問題」特別集会報告1

 投稿者:管理人  投稿日:2009年 6月25日(木)22時51分7秒
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  ◆金正日が拉致を認めて謝ったことを北朝鮮住民は知らない−鄭家林
拉致問題は普通の問題ではないと思います。大変長い間、痛みを抱えている問
題であり、早く両方で持っている痛みが解決すればいいと思っています。

私が最初に拉致問題のことを知ったのは、2007年に韓国に入国するために
中国にある韓国大使館に入っていた時に観たテレビで大韓機爆破事件の金賢姫さ
んについての番組が放映されていて、それを観た時です。

私の父は軍人でした。母は昔、保衛部に勤務したことのある家庭に育ちました
が、拉致のことは全く知りませんでした。そして2007年に韓国大使館の中で、
2002年9月に金正日が拉致を認めて謝ったという話を聞き、また朝鮮戦争は
北朝鮮が仕掛けた戦争であるという話を聞いても、最初は信じることができませ
んでした。

ご承知の通り、北朝鮮は情報が大変統制されている社会で、外の情報が入らな
い社会です。私が平凡に育ってきた家庭の中で習ってきた金正日という人物像は、
拉致は強制的に人を連れてきて無理矢理抑留するということですが、そのような
ことをするような人物像として金正日について習ってこなかったので信じられな
かったのです。拉致という単語自体を知りませんでしたし、北朝鮮に日本人拉致
被害者がいるということも知りませんでした。金賢姫を教えた日本人教官は「恩
恵(ウネ)」ということは聞いていたのですが、その教官は通常のように採用さ
れた人で、まさか拉致された人だとは思いませんでした。

家族の個人的なことを少し申し上げますが、実は私の母は、日本人妻の人と知
り合いで、その女性が大変歳をとっていて、死ぬ前に日本にいる両親や兄弟の消
息を知りたいと言っていたので、母は中国に行った時、その日本人妻のために消
息を知る努力をしてあげたことがありました。皆様は友人のためにそういうこと
をするのは悪いことではないと思われるかもしれませんが、北朝鮮の中ではその
ようなことは政治的な犯罪だとみなされます。母がそれをしたことが発覚して、
保衛部に引っ張られ、留置所の中で靴で踏みつけられたり蹴られるという拷問を
受け、頭が血だらけになるような目にあいました。何とかいろいろなルートでお
金を使って、母を生きて助け出すことができたのですが、その後遺症は大変なも
のでした。

北朝鮮のような社会では、日本人拉致被害者でも体制に逆らうようなことをす
ればそのような目にあうこともあると思います。私の母は友人にその家族の消息
を教えてやろうと努力した。それが罪だと言われました。外国の何にも関係のな
い人を無理矢理さらってくるように命令した金正日は、その基準で言うとどのよ
うな罪があると言えるのでしょうか。北朝鮮の中では、被害者もそうだと思いま
すが、金正日の悪い点は一切教えない。2002年9月に金正日が拉致を認めて
謝ったなどということは一切報道がなく、教えられないわけです。そのような制
度の中で、金正日が悪いことをしたということがわかってしまう結果になる拉致
被害者の人たちを北朝鮮が簡単に返すことはないのではないかというふうに、私
の足りない経験の中で考えるものであります。

北朝鮮の住民たちに拉致をしたのだという事実を伝える努力が、何にも増して
必要だと思います。そのような情報、通信を広めなければならない。最終的には
北朝鮮の民主化がなされなければ解決されないのではないかと思います。そのた
めに私たちは、新しい、そして現実的な努力をしていかなければならないと思っ
ています。(拍手)

◆北朝鮮では「金があれば何でもできる」が……金聖●
北朝鮮で「金があれば何でもできる」という言葉が流行しているということを
ご存知でしょうか。私は最近わかったのですが、できることもあれば、できない
こともあります。

鄭家林さんのお母さんは2カ月前に亡くなられました。実は鄭さんのお母さん
が思い病気で長くはないということがわかって、鄭さんが私のところに来て、
「それでも一度手術を受けさせたい、中国まで連れ出して手術を受けさせること
はできないか」と相談されて、私は「できる」と答えました。そして私が中国に
行き、お母さんが入院している病院に行きました。つまり、お金を使って、お母
さんを北から中国に出して手術を受けることができたのです。

私がお母さんの所に行ったところ、意識はありましたが、もう長くはないとい
うことがわかって、最後に娘に会いたいと言っている。ところが韓国にいる家林
さんにビザがでなかった。中国大使館がビザを出すことを拒否した。ベトナムか
ら入ることとかいろんなことを考えましたが、それもダメだった。しかし、お金
を使ったらできた。これはお金があればできたことです。しかし最後に家林さん
のお母さんは亡くなりました。それはお金があってもできなかったことです。

一月ぐらい前だったと思いますが、元労働党書記の黄長裟萓犬凌得未\x86ー搬欧H
一緒に韓国に来たいと言っているという情報を李主日情報センター長が入手して、
情報センターの通信員のネットワークを稼動させて、その親戚一家を今、韓国に
連れてきている最中です。それもお金でできることです。

我々は、日本人拉致被害者に関する確実な情報、あるいは髪の毛一本でも持っ
てきてくれれば多額のお金を出すということをラジオでも言っているしビラもま
いているのですが、それはまだできていません。お金があってもできていないこ
とです。私は日本にいる元工作員だった人にも会ったことがありますし、あるい
は韓国でも北の大変高い地位にいた人たち、今静かに暮らしている人たちが何人
かいるのですが、そういう人たち皆に会ってみて確認しているのですが、拉致被
害者に関する情報は出てきません。それくらい北朝鮮当局は徹底的に管理して秘
密を守っている。

北朝鮮は言ってみれば拉致共和国であって、多くの人たちをいろいろな国から
拉致していますが、特に日本人拉致被害者の情報を徹底的に管理している。です
から、何回も申し上げていることですが、拉致問題解決のためには金正日政権の
崩壊がなくてはならない。今韓国でも、揺れていますけれども金正日打倒を目指
す動きがあり、そしてアメリカでもそのような動きがあります。日本でも今こそ
明快に拉致問題解決のために金正日政権打倒をというスローガンを出す以外ない
と思います。(拍手)


◆毎日が食糧問題、住民たちには関心がない核・ミサイル宣伝−金大成
5月6日の日比谷での国民大集会でも短い挨拶をさせていただきましたけれど
も、皆様方と再び会えて嬉しいです。私たちは今拉致問題に関する放送をしてい
ますけれども、先ほど我々のメンバーが話したように私自身も北朝鮮にいた時は
拉致のことを知りませんでした。

私は99年に脱北して中国の延辺にいた時に延辺の新聞や南の新聞を見ること
ができました。その時点では拉致問題についての大きな報道はなかったのですが、
時々、反動たちが拉致問題を持ち出して共和国を誹謗しているというような記事
が出ていました。その後2002年9月に小泉総理が平壌に行き、金正日が拉致
を認めて謝ったという記事を見た時に初めて拉致は事実だったのかということを
知ることになりました。

2002年9月に金正日が拉致を認めるという結果をもたらしたのは、ここに
いらっしゃる家族会、救う会の皆様が必死に努力されて、国際社会に拉致がある
ということを広めた結果ではないかと思い敬意を表します。

2002年以前、金正日が拉致を否定し、でっちあげだと主張していた時、そ
れに合わせて親北左派勢力も日本政府は嘘を言っているという誹謗をしていまし
た。しかし金正日が拉致を認めてしまったので親北左派も黙るしかなく、また朝
鮮総連もその結果大きなショックを受けて、経済的に破産への道を歩んだと聞い
ています。そのような意味で私たちは、家族会と救う会の皆様の努力に感謝して
いますし、その立場から対北朝鮮ラジオ放送に拉致問題を取り上げています。

2002年以降、北朝鮮は去年一度拉致問題の調査やり直しを約束しましたが、
それを取り消した後、進展はありません。それどころか北朝鮮は拉致を今も行っ
ている。6月4日に裁判があったと伝えられたアメリカの二人の女性記者の問題、
あるいは開城工団の韓国人職員一人が抑留されている問題、そして先ほど我々の
メンバーがお話しましたが、脱北者で韓国の旅券を取った人間の拉致の問題など
今も拉致を続けています。

最近のニュースで見るとアメリカ人女性記者問題や開城工団での韓国人職員問
題については一定の解決の方向が見えてきていますが、日本人拉致問題について
北朝鮮は一切言及していません。

今は北朝鮮の核実験、ミサイル実験があったために国際的関心は核とミサイル
に集中しています。拉致については、家族会、救う会の皆様は自分たちの家族に
関することですから一生懸命努力していますが、国際的な関心は核とミサイルに
集まっている状況です。北朝鮮が今核実験をし、ミサイル実験をしているのは後
継体制を固めるための準備作業であるというような分析が出ています。

後継者は金正雲に決まったというような類の報道がたくさん出ていますが、我
々が北朝鮮に電話をして、直接北朝鮮住民に聞いてみたところ、後継者問題につ
いては一切知らない。また拉致問題についても一切知らないという答えが返って
きています。

拉致問題は秘密を守らなければならないから住民に教えないということですし、
核やミサイルは体制の宣伝のために住民たちにも広めているわけですけれども、
しかし住民たちはそれについて関心がない。ご承知の通り食べるものがないとい
う経済難がずーっと続いており、当局がいくら核やミサイルのことで騒ぎ立てて
も住民たちは今の自分たちの食べ物を考えることで精一杯で関心を持てないとい
うことです。

最近、北朝鮮のある人と電話で話をしたのですが、「ミサイルを発射したし、
核実験もしたけれども、どう思うか」と聞いたら、「上にいる人たちが勝手にやっ
ているのだろう。我々は知らない」という答えが返ってきました。それは北朝鮮
の住民たちの金正日政権に対する不信がその程度まで大きくなっているというこ
とです。

私たちが聞いている情報によりますと、張成沢が金正雲を支持すれば後継体制
は安定するだろう。しかし張成沢は今不満が多い。自分の妻、金正日の妹は病気
でいつ死ぬかわからない。金正日が死んだ時に張成沢が何か突発的な行動をする
可能性があるというふうにも北の高位層の人たちが見ているということです。

北朝鮮内部は今大変不安定な状況にあることは間違いないのですが、この不安
定な状況を抑えるために、北朝鮮は住民たちを動員して「150日戦闘=150
日間住民を経済活動のため徹底的に動員すること」というものをやっています。
この「150日戦闘」が10月まで続くために、拉致問題や核問題について10
月まで大きな進展はないのではないかと思います。

ですから拉致問題解決のためには、皆様方はこれまでも大変よくやってこられ
ましたけれども、日本一国ではなくて国際的な連携をして、いよいよ金正日政権
に対する圧迫を加えなければならないと思います。交渉はしながらも、より強い
制裁を加えるということです。日本そしてアメリカが金正日の金蔓を縛る。金が
行かないようにする。実は金正日統治は金での統治ですから大変苦しくなるとい
うことです。北朝鮮に圧力を加えても表面的な効果は出てきませんが、拉致問題
や人権題について我々が騒げば騒ぐほど北朝鮮当局はそれを意識せざるを得なく
なります。日本の当局やNGOが拉致問題について声を挙げれば挙げるほど、北
朝鮮当局は拉致被害者に手を加えることができなくなります。

金正日の料理人をやっていた藤本さんが、ちょっと前に韓国の東亜日報のイン
タビューを受けました。藤本さんは安全のために帽子をかぶりサングラスをして
いるが、実は自分の安全はマスコミが自分について関心を持っていてくれるため
に守られているというふうに言いました。それと同じように拉致被害者の人たち
を守るためにはより一層皆様方が声を出していくことが大切だと思います。

今私たちは北朝鮮民主化運動をやっているのですが、北朝鮮の体制が民主化さ
れてこそ拉致問題が解決されると思います。そのような立場から最近の情勢を見
ますと、北朝鮮は2回目の核実験を、体制を延長させるためにした思っているか
もしれませんが、実は彼らの体制崩壊の道を近づけた、彼らは戻ることのできな
い川を渡ったと思います。日本、アメリカが強い制裁をし、ロシアも制裁をしな
ければならないと言っており、中国も今回は大変怒っているという報道を見るに
つけ、金正日政権は追い込まれている。それに対して3回目、4回目の核実験を
するなら、より国際的孤立に追い込まれていくというような状況ではないかと思
います。拉致被害者が一日も早く皆様方のもとに戻ってくることを祈って話を終
わります。(拍手)

以下次号


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●麻生首相にメール・葉書を
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●救う会全国協議会ニュース

発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784  http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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