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こんにちは。木曽さま、皆様。
台風が秋をつれてきていますね。
フォルテピアノの音は実物を聴くと違和感がないし、ピリオド楽器の合奏となら溶け合って美しいです。
録音するとチープになるのが残念。その辺はリュートと同じです。
1960年代にデムスが自己のコレクション楽器でHMに録音していた頃は「ハンマーフリューゲル」というドイツ表記でしたね。濁って緩んだ低音、ハープのような中音、ミュートしたチェンバロのような高音・・・バランスの悪さに驚愕する音でした。
ピリオド流行以降「フォルテピアノ」表記が使われ始め、多分楽器の調整技術も上がったのでしょう。デムスの頃とは比べ物にならない豊かな音になりました。それでも聴きなれない方には違和感があるのですね・・・。
ピリオド奏法とか復元楽器・古楽器とかいっても、結局は演奏される時代ごとの流行と感性で音が作られています。研究者や演奏家の理論捏造を感じることすらあります。
結果的には色々な音を聴くことができる良い時代、と解釈して好みの演奏を愛聴するのが良さそうだと思っています。
http://ahirunooto.sblo.jp
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