生物は「境界」「代謝機能」「自己複製(遺伝子)」と言う3要素で定義されることが多いが、こちらで示した参照サイトにある様に、
「Ruiz-Mirazo et al. (2004) による定義
‘A living being’ is any autonomous system with open-ended evolutionary capacities.
(「生きている物」とは,自由に進化する能力を有した,あらゆる自律的な系である)」
マーギュリスは自分のことをこう言っています。
Although I greatly admire Darwin's contributions
and agree with most of his theoretical analysis and I am a Darwinist,
I am not a neo-Darwinist.
「私はダーウィンの功績を大いに賞賛し、彼の理論的解析のほとんどに同意し、また私はダーウィニストであるが、
ネオダーウィニストではない。」
彼女はネオ・ダーウィニズムを「足りない」として強烈に批判しますが、
「突然変異では足りず、進化を推進するのは共生である」という趣旨です。
自然選択説そのものを否定しているわけではありません。
「自然選択だけでは足りない」とは言っていますが、
少なくとも私の知る限りでは足りないことの理論的根拠・実験的根拠があるわけではありません。